[目次]
海外旅行中に「英語が話せなくて困った」という経験はありませんか? そのようなときに重宝するのが翻訳機です。ですが、いざ翻訳機を購入しようと思っても、昨今人気のポケトークやili(イリー)などのうち、何を基準に選べばよいか迷ってしまうこともあるかもしれません。
そこでこのページでは、翻訳機選びのポイントを解説します。また、Amazonや楽天市場などのECサイトから買えるおすすめの翻訳機を厳選してご紹介します。翻訳機選びに悩んでいる人は、ぜひチェックしてくださいね。
翻訳機は対応言語の量で選ぶ
英語は世界共通言語とも言われていますが、私たちと同じように母国語が英語ではない外国人もいます。また、ひょっとしたら英語が通じない国に行くこともあるかもしれません。
そこで、対応している言語の種類が多い翻訳機を選ぶと安心です。特に旅行や仕事で頻繁にいろいろな国を訪れる、という人にとっては見逃せないポイントになります。
双方向翻訳ができたほうが便利
実は翻訳機による翻訳には、次の2種類があります。
- 一方向翻訳
- 双方向翻訳
前者は日本語を英語に翻訳するだけで、英語を日本語に翻訳することはできないため、密にコミュニケーションをとりたい場合には不向きと言わざるを得ません。
一方、後者は日本語を英語に、英語を日本語に翻訳できます。文字どおり双方向のコミュニケーションがとれるので、齟齬(そご)が生じにくいというメリットがあります。
単にこちらの意思を示せればよい、という人には一方向翻訳のほうが使いやすいかもしれません。ただ、翻訳機を介してしっかりと意思疎通を図りたいなら、やはり双方向翻訳のほうが適しているでしょう。
接続方法を確認
現在の翻訳機の主流は、音声翻訳機です。これは音声をインターネット上で文字に変換し、それを最適な検索エンジンで翻訳する仕組みです。そのため翻訳機を使用する際は基本的に、インターネットに接続する必要があるのです。
その際の接続方法には、SIMカードをセットし電話回線を利用してインターネットに接続する「SIM接続タイプ」と、通信会社と契約する必要がない「Wi-Fi接続タイプ」の2つの方法があります。
SIM接続タイプは通信会社と契約しなければならない一方で、Wi-Fi環境がなくても使えるのがメリット。例えば旅先で、ポケットWi-Fiを持ち歩いたりWi-Fiスポットを探したりしなくて済みます。
Wi-Fi接続タイプはWi-Fi環境がなければ使えないので、一見、不便に思えるかもしれません。しかし、通信会社と契約する必要がないぶん「費用が抑えられる」というメリットも。また、テザリングに対応しているモデルなら、スマホさえあればどこでも使えて便利です。
オフラインで使えると安心
上述のとおり、翻訳機を使うときは基本的にインターネットに接続する必要がありますが、旅先で常にインターネット環境が整っているとは言い切れません。したがって、オフラインで使えるかどうかも確認しておきましょう。
ただし、オフラインでは検索エンジンを使った翻訳ができないため、やや精度が落ちるおそれがある点にご留意ください。
ディスプレイが搭載されていれば心強い
ディスプレイが搭載されていれば、翻訳機に向かって話しかけたことを、目で見て確認できて便利です。例えば音声が聞き取りづらいにぎやかな場所でも、ディスプレイを見せればOK! スムーズなコミュニケーションがかなうでしょう。
あると助かる! カメラ機能
さらに、カメラ機能があるとカメラで撮影した文字を翻訳可能。その上、読み上げ機能もついていれば、例えばお店のメニューをカメラで撮影して翻訳したのち読み上げてくれるので、注文もスムーズに行えるでしょう。
翻訳機のおすすめ8選
ボタンを押して話しかけるだけでOK。翻訳結果が音声で返ってきます。相手の言葉を話せなくても、まるで通訳者がいるかのように会話できるのがメリットと言えるでしょう。
世界70カ国の言語を音声、テキストに翻訳できる点も見逃せません。さらに、これらに加えて13言語をテキストに翻訳可能。合計83言語に対応しているのもポイントです。
- 接続方法:SIM接続、Wi-Fi接続
- オフライン使用:不可
- 対応言語数:83言語
同メーカーの「POCKETALK S」と比べて、ディスプレイが約1.85倍も大きくなった上位互換モデル。また、バッテリーの容量も強化されており、長時間の使用も可能です。
通信会社と契約する必要がない「グローバル通信2年付き」や、落下や水没、自然故障に対応した「ワイド延長保証」が付帯しているのもうれしいポイントですね。
- 接続方法:SIM接続、Wi-Fi接続
- オフライン使用:不可
- 対応言語数:83言語
双方向、同時通訳を可能にしたイヤホン型の翻訳機です。使い方はとても簡単。専用アプリと接続したイヤホンを、1人1つずつ着けて話すだけでOKです。
さらに同梱の「Fishカード」から、あらかじめ必要な言語をチャージしておけばオフラインでも使えます。ただし、音楽視聴や通話には対応していないので注意してくださいね。
- 接続方法:―
- オフライン使用:可
- 対応言語数:93言語
国際SIMカードが内蔵されているので、約200カ国でそのまま使用できるのが魅力。さらにSIMカードの契約料、更新料は不要。通信料を気にせずに使えてうれしいですね。
海外メーカー製品なため、「操作できるかな?」と不安に思うかもしれません。ですが、日本語の説明書が付属しているので大丈夫。「誰でも簡単に扱える」という声も多いものです。
- 接続方法:SIM接続、Wi-Fi接続
- オフライン使用:—
- 対応言語数:70言語
AI翻訳を専門とするグローバルメーカー、タイムケトル社の「自動音声認識技術」と世界150カ所以上のサーバー、Webアクセラレータを統合。最速0.2秒で翻訳が可能です。
また、環境ノイズキャンセリングに対応したマルチマイク配列を採用している点にも注目です。周囲が騒がしくても音声をきちんと聞き取り、正確に翻訳してくれます。
- 接続方法:SIM接続、Wi-Fi接続
- オフライン使用:可
- 対応言語数:93言語
こちらはWi-Fi経由でインターネットに接続し、クラウド型翻訳エンジンを利用して双方向翻訳をする仕組みですが、オフラインでも使えるのが大きな魅力です。
本体に内蔵されている翻訳エンジンにより、3言語の翻訳に対応しています。また、タッチパネル対応の大画面ディスプレイを搭載。操作性に優れているのも美点と言えます。
- 接続方法: Wi-Fi接続
- オフライン使用:可
- 対応言語数:28言語
一般的な翻訳機と違い、こちらはスマホに挿すだけでOKという手軽さが魅力。カード型磁気ケースにカチッとはまる超コンパクトサイズで、持ち運びやすいのも助かりますね。
オフライン翻訳が可能なので、インターネット環境が整っていなくても大丈夫。さらに双方向を同時に翻訳できるため、より効率的に会話を進められます。
- 接続方法:—
- オフライン使用:可
- 対応言語数:93言語
テキストをスキャンし翻訳する、ペン型の翻訳機です。音声翻訳にも対応していて、なんとオンラインで122言語もの翻訳ができると言います。さらに、コンパクトな見た目とは裏腹にカメラも搭載されている優れもの。Bluetoothでイヤホンと接続することもできます。
ちなみに、オフラインでは19言語の翻訳が可能。英英、英日コリンズ辞書が内蔵されており、単語の意味や発音をチェックできるのもうれしいポイントです。英語学習にも使える翻訳機をお求めの人は、候補に入れてみてください。
- 接続方法:—
- オフライン使用:可
- 対応言語数:122言語
まとめ
翻訳機を1つ持っていれば、海外旅行はもちろんのことビジネスシーンや語学学習など、さまざま場面できっと役立つことでしょう。使い勝手のよい翻訳機をお求めなら、ぜひこのページを参考にしてみてください。