マツダのヨーロッパ事業を統括するマツダ・モーター・ヨーロッパが、新型クロスオーバーSUVのマツダ「CX-80」を欧州にて公開しました。「CX-80」はマツダのラージ商品群の第4弾となるミッドサイズのクロスオーバーSUVで、マツダがヨーロッパで初めて展開する初の3列シートのSUVとなります。
力強く、美しく、広い
このデザインのコンセプトは「Graceful Toughness(グレースフル・タフネス)」で、SUVの力強さと優雅な存在感を組み合わせて表現しています。2列目のシートには3つのタイプが設定されており、3人が座れるベンチシート、座席間にコンソールを設けたセパレートシート、そしてコンソールを取り除いてウォークスルーが可能なシートから選べます。さらに、2列目と3列目のシートを折りたたむことで、より広い空間をつくることも可能となっています。
パワートレインは2.5L直列4気筒ガソリンエンジンをベースとしたPHEV(プラグインハイブリッド)システムの「e-SKYACTIV PHEV」と、3.3L直列6気筒ディーゼルエンジンとM Hybrid Boostを組み合わせた「e-SKYACTIV D」の2種類をラインアップ。
安全性能としては、「クルージング&トラフィック・サポート緊急停止支援機能」をヨーロッパ向け車両に初めて採用。手放し運転や脇見運転、まぶたが閉じた場合などには注意喚起を行い、ドライバーの状態に変化がない場合は車両の減速や停止を支援します。
ちなみに今回の「CX-80」はラージ商品群の第4弾となりますが、第1弾は「CX-60」で欧州、日本、その他地域で導入されています。第2弾は「 CX-90」、第3弾は「CX-70」で両モデルとも北米市場とその他地域で導入されています。
「CX-80」は予約受注が5月から開始され、今秋のデリバリー開始が予定されています。日本国内への導入も決定してはいますが、その時期については今だ明らかになっていません。